木造の注文住宅におすすめの断熱材

我が家は10年前に注文住宅で新築しました。建物自体は木造2階建てです。

家を建てるにあたっては、断熱材の選定も大切なポイントになると思います。

工務店さんからは、家の外側に断熱材を貼り付ける【外張り断熱工法】と、柱などの構造材の間に断熱材を入れる【充填断熱工法】を教えてもらいました。

【外張り断熱工法】の主なメリットは、家の外側に施工するため、家の内部を自由に設計しやすいことでした。

一方で、【充填断熱工法】のメリットは、断熱材が劣化しにくい、同程度の断熱性能の場合、外張り断熱よりもコストが安いことでした。また、我が家に使用してもらったグラスウールという断熱材は、火に強い為、万が一の火災時に火が回りにくく、木造住宅に向いているという点も大きな魅力でした。

注文住宅は、自分たちの好みの外観や間取りにできるというのが最大のメリットだとは思いますが、その分施工費用も建売住宅に比べると高価です。また、我が家は土地も同時に購入したので、あまり建物自体に高額なお金は出せませんでした。

そこで、外張り断熱よりも安価で、火災にも強いと言われる【充填断熱工法】を選択しました。

そして、住んでみて10年がたちますが、率直な感想としては、十分な断熱機能があると思います。

滋賀県在住なので、決して冷涼な地域ではなく、また、南向きなのでかなり日当たりが良く、日光も室内まで良く届きます。

しかし、真夏でも家の中は比較的涼しく、冬は反対にとても暖かいと実感しています。

特に、賃貸アパートに住んでいた頃は、断熱材が悪かったせいか、夏の暑さと熱のこもり具合がひどく、一晩中クーラーをきかせなければ安眠できないほどでした。

しかし、注文住宅を建ててからは、そのような悩みはなくなったので、我が家には【充填断熱工法】があっていたのかと思います。

鉄筋コンクリートの住宅だと、また事情が異なるかもしれませんが、木造で注文住宅を検討している人には、充填断熱がおすすめです。コストを抑えた分、ローンの返済額もそこまで膨れ上がることもなく、良かったです。